【中小企業向け】クラウドERP10選を徹底比較!選定ポイントや導入メリット解説
クラウドERPとは企業資源を有効活用して業務効率を上げるためにインターネット経由で利用できるシステムのことを表しています。中小企業にクラウドERPをおすすめする理由や導入する際の選び方などを解説します。
クラウドERPとは?
「クラウドERP」という言葉は、「クラウド」と「ERP」それぞれ別々に理解し、後から合わせる方がわかりやすいかもしれません。
クラウドとは
クラウドとは、インターネットを通じたコンピューティングサービスを意味する言葉です。
それまでソフトウェアやシステムを自社にあるサーバやコンピュータにインストールして使用するのが一般的でしたが、クラウドはそれらすべてをインターネット経由で使用することができます。
サービスを利用するためのパソコンやスマホといった端末は必要となりますが、ネットさえあれば良いのです。
クラウドに関する詳しい説明はこちらの記事にありますので、合わせてご覧ください。
クラウドとは?IT初心者にもわかりやすく徹底解説!種類からメリット・デメリットまで
ERPとは
ERPとは、Enterprise Resource Planning(企業資源計画)の頭文字をとった略語です。
生産管理、販売管理、購買管理といった従来それぞれの部署で別々に行っていた業務では、企業内の資源がバラバラになってしまい有効活用ができないということで生まれた概念です。
ERPでは、企業内の資源を一か所にまとめて効率的な活用を図ります。
現在このERPという言葉は、こうした概念を表す以外にも資源を一元管理するシステムやソフトウェアを表す言葉として使用されるようになっています。
中小企業がクラウドERPを導入するメリット
「中小企業だからクラウドERPを導入できない」のではなく、「中小企業だからこそクラウドERP導入のメリットが多い」のです。
人材不足の解消
中小企業の問題点と言えばまず人材不足が挙げられますが、この問題もクラウドERPで解決できます。
クラウドERPは1か所で管理できる仕様になっているため、生産管理や在庫管理、販売管理、財務会計など各部署で担当者が行う必要が無いのです。
コスト削減
今まで必要だった人材が不要になることもありますが、作業時間も減るため、人件費が削減できます。
また、クラウドERP本来の目的である業務効率化が進むことで、あらゆるコストが削減されます。
ERP導入の際の費用が払えないという中小企業も少なくありませんが、中小企業向けのクラウドERPの場合は初期費用も月額費用も比較的少なく導入ができます。
クラウドの場合は特にハイスペックのコンピューターやサーバーなどの設備機器も不要です。インターネット環境さえあればパソコンだけでなくスマホでも使えることから、導入にかかるトータルコストの負担はかなり少ないと言えます。
中小企業がクラウドERPを比較するポイント
中小企業がクラウドERPを導入する際に比較検討したいポイントをご紹介します。
機能
同じ中小企業向けクラウドERPでもその機能は様々です。
特にカバーする業務の範囲が異なっているため、どの部分の業務に使いたいのかはっきりさせることが大切です。
費用
クラウドERPを導入する上で中小企業が最も障壁と感じるのが費用ではないでしょうか。
クラウドERPの場合は総じて費用が少ない印象ですが、やはりサービスによって価格に開きがあります。これは、初期費用がかかるかどうかという違いに加え、月額料金が定額なのか従量課金制なのかという違いにもよります。
従量課金の場合は、月間でどれくらいの数を扱うのかシミュレーションをしておくことをおすすめします。
利用環境
一つの事務所で運営しているような場合は問題ありませんが、複数の支店や倉庫などの拠点がある中小企業の場合はこれらに対応している必要があります。
どのような使い方ができるのかもチェックしましょう。
操作性
せっかくクラウドERPを導入しても、使い方が難しくて活用できないのではもったいないです。人材不足を補うために導入したのに本末転倒になってしまいます。
誰でも簡単に操作できるようになっているかどうか、できればお試しなどで実際にやってみて確認することをおすすめします。
サポート
クラウドERPの場合、サポートが料金に含まれているケースといないケース、サポートの種類(電話、メールなど)といった違いがあります。
自社に専門家がいない中小企業の場合は特に、いざという時に無料で質問できる環境の方が心強いです。
セキュリティやメンテナンス
中小企業の場合、自社でITの専門家を雇うといったことは難しいため、余計にセキュリティ対策が後回しになりがちです。
そうした中、クラウドERPのサービスはネット使用が必須となることもあり、各社セキュリティに特化して取り組んでいるため安心です。
ただ、細かく見るとセキュリティレベルや対策方法が少しずつ異なるため、確認が必要です
中小企業向けおすすめのクラウドERP
それでは、中小企業向けクラウドERPをご紹介致します。
初期費用 | 月額費用 | 主な機能 | |
---|---|---|---|
キャムマックス | 70,000円~ | 70,000円~ | 在庫管理・倉庫管理・販売管理・購買管理・財務会計など |
GRANDIT miraimil | - | 450,000円~ | 財務会計・販売管理・購買管理・受発注管理 ・在庫管理・倉庫管理など |
GEN | - | 23,500円~ | EDI・販売管理・購買管理・製番管理・外注管理 ・在庫管理・倉庫管理など |
GLOVIA きらら | - | 15,500円~ | 財務、管理会計・人事・労務管理・販売管理、 購買管理・受発注管理、在庫管理・倉庫管理 | RobotERP®️ツバイソ | - | 60,000円~ | 管理会計、生産管理、BIツール | Clovernet ERPクラウド | - | 7,500円~ | 財務会計、販売管理、給与計算 | スマイルワークス | 30,000円 | 10,000円~ | 案件管理・販売管理・仕入管理・在庫管理・入出金管理 | MJSLINK DX | - | 161,100円~ | 財務、給与、人事管理・販売管理・資産管理・リース管理・ワークフロー | アラジンオフィス | - | - | マスタ管理・販売管理・請求、入金管理・支払管理、実績管理、発注・仕入管理、在庫管理、便利機能、セキュリティ | SMILE ⅤAir 販売 | - | - | 売上管理・購買管理・販売管理・在庫管理・入出荷管理 |
中小企業ならクラウドERPの導入がおすすめ
中小企業の人材不足を解決するには、クラウドERP導入が効果的です。
数あるクラウドERPの中でもキャムマックスなら初期費用を抑えることができ、販売管理から会計までをカバーすることができるバランスのよいクラウドERPです。
クラウドERP導入をお考えの中小企業様におかれましては、ぜひ一度キャムマックスまでご相談ください。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10月より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。