販売管理ソフトおすすめランキング10選!導入費用を徹底比較
数多くの販売管理ソフトがある中で、自社の規模や業務内容に合ったソフトを選ばなければ初期費用や運用コストがかさむだけでなく、必要な機能が不足して業務の効率化が図れないこともあります。
当記事ではクラウド型やオンプレミス型といったタイプごとの特徴や費用を徹底比較し、コストパフォーマンスに優れた販売管理ソフトをランキング形式でご紹介しています。
さらに、各ソフトのサポート体制や長期的な運用コストについても詳しく解説。
「初期費用を抑えたい」「業務を効率化したい」「長期的な運用コストを考慮したい」など、自社のニーズに最適な販売管理ソフトを見つけましょう。
目次
販売管理ソフトとは?
ソフトについての以前に販売管理に含まれる業務を見てみると、商品やサービスを販売するにあたって注文を受けてからお客様にお届けするまでと、その範囲は広いです。
そのため、これらの業務をミスなく滞りなく進める目的で販売管理ソフトを導入する企業が増えています。
販売管理ソフトのタイプ比較
項目 | クラウド型 | オンプレミス型 | インストール型 |
---|---|---|---|
初期費用 | 低い | 高い | 中程度 |
月額料金 | 高い | 中程度 | 低い |
導入スピード | 迅速 | 遅い | 中程度 |
セキュリティ | 中程度 | 高い | 高い |
アップデート | 自動 | 手動 | 手動 |
サポート | 含まれる | 別料金 | 別料金 |
販売管理ソフトにはインストール型とオンプレミス型、クラウド型の3種類があります。
販売管理ソフトは、従来社内のパソコンにインストールして使用するタイプが主流でしたが、現在はインターネット経由でソフト提供者のサーバに接続して使用するクラウドタイプが増えています。
自社に販売管理などのソフトを置くことを意味しているため、仮にソフトを本社に置いてそれを支店で使うという場合にオンプレミスと呼びます。
費用を比較すると、オンプレミスやインストール型は自社に導入するためのサーバーやハイスペックパソコンなどが必要となるほか、一括購入のケースが多いため初期費用がかさみます。
一方、クラウド型は、パソコンだけでなくタブレットやスマホでも十分使用できることが多く、インターネット環境さえ整っていればすぐに導入でき、月額利用料を支払う場合がほとんどです。
そのため、オンプレミスと比較するとトータルコストが安いという特徴があります。
販売管理ソフトの費用対効果を比較
販売管理ソフトの費用についてもう少し詳しくご説明します。販売管理ソフトの価格はものによって様々ですが、安いからといって安易に導入すると必要な機能が揃っておらず使い物にならないといったケースがよく見受けられます。企業・事業の規模や目的に照らして、適時適切なソフトを導入することが肝要です。
小規模であれば安いソフトでもOK
個人事業や小規模企業など、商品の扱い件数が少ない場合には、安価な販売管理ソフトで十分効率化できるということもあるでしょう。
それまでエクセルや無料ソフトを使用していたという場合なら、なおさらです。
安いと機能が不足することも
販売管理ソフトの料金体系はソフトによって差があり、安価である半面、機能に制限があることも多いです。
また、月額基本料は安いけれど、件数による従量料金が加算されると結果的に高くなるということもあります。
毎月の件数が多い場合には、安いからという理由だけで販売管理ソフトを選ぶことはおすすめできません。
サポートを含めた比較検討が重要
多くの販売管理ソフトは、電話やメールによる無料サポートが含まれていますが、中にはサポートはオプションとなっていて、別料金が必要ということもあります。
また、クラウド型の場合は常にオンラインで使用するため問題ありませんが、オンプレミス型の場合は定期的なアップデートがあるかという確認も必要です。
せっかく安価な販売管理ソフトを導入しても、使いこなすことができなければ安物買いの銭失いです。サポートも含めたトータルコストで比較しましょう。
【コスパ重視】クラウド型販売管理ソフトおすすめランキング|初期費用・月額費用を比較
それでは実際に比較的安価で導入可能なクラウド型の販売管理ソフトをご紹介していきます。
それぞれの価格は記事作成時の価格ですので、今後変更されることがあることに注意してください。
キャムマックス 【初期費用1か月分+月額¥70,000円(税別)】
キャムマックスは、販売管理に限定せず会計や物流などの外部システムとも連携させて利用できるクラウド型一元管理システムです。
基本となる1ライセンスで5つのアカウントが利用できるため、他のソフトに比べて1人あたりのコストを抑えることができます。
価格 | 初期費用 月額1か月利用料 月額利用料 基本料金5万円+ライセンス利用料2万円(1ライセンス) ※1ライセンスにつき5アカウント分のID発行 オプション利用の場合オプション費用 |
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基本機能 | 販売管理、購買管理、在庫管理、財務会計 ECカート・モール・WMS・POSなどとの連携 |
サポート | 電話・メール |
楽楽販売 【初期費用150,000円(税別) 月額利用料70,000円(税別)】
「楽楽販売」は、販売管理、受発注管理、売上管理業務の自動化を支援するクラウド型販売管理システムです。
企業ごとのルールに合わせてカスタマイズ可能で、売上・原価計算の自動化、請求・計上処理の自動化、ルーチンワークの効率化を可能にし、業務にかかる時間を最大1/10に削減。
導入社数は3,500社を突破しており大企業・中小企業に人気のシステムです。
価格 | 初期費用 150,000円 月額利用料 70,000円~(利用ユーザ数やデータベース作成数に応じて変動) |
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基本機能 | 販売管理 |
サポート | 電話・メール |
SmileWorks 【初期費用¥30,000〜(税別)+月額¥10,000〜(税別)】
「SmileWorks」は見積書や納品書、請求書などの帳票作成が可能なクラウド型・販売管理ソフトです。
インボイス制度や電子帳簿保存法に完全対応し、複数拠点や複数担当者による同時利用も可能です。
大規模から小規模まで、柔軟な販売取引に柔軟に対応可能で、小売業、卸売業、印刷業、システム開発・システム販売業など多くの企業で導入されています。
価格 | 初期費用 30,000円 販売ワークス 月額10,000円 会計ワークス 月額10,000円 給与ワークス 月額10,000円 オプション例: 基本操作指導(3時間)60,000円~ 電話サポート 月額5,000円 |
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基本機能 | 販売管理(販売ワークス)・財務会計(会計ワークス)・給与計算(給与ワークス |
サポート | メール、電話の有償サポート |
flam(月額¥9,800〜)
「flam」は、初期費用も無料で月額1万円未満から利用できる、クラウド型販売管理ソフトです。
販売・仕入・在庫管理など包括的に管理できるシステムでありながら、1,000行の明細も瞬時に表示する高速レスポンスが特徴です。
売上に関連する見積、受注、出荷、売上、請求、入金機能などの基本機能をシンプルにワンパッケージ化しています。
会計システムとのデータ連携もスムーズで、バージョンアップも定期的に行われています。
価格 | 初期費用 0円 スタンダード(標準アカウント3、データ容量10GB)月額9,800円 プロフェッショナル(標準アカウント5、データ容量20GB)月額19,800円 プレミアム(標準アカウント30、データ容量30GB)月額54,800円 |
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基本機能 | 販売管理・在庫管理・仕入管理 |
サポート | 導入時別途有償(要問合せ) |
天の蔵(月額¥3,000/1ユーザー)
「天の蔵」は、販売・仕入・在庫管理を一括で行えるクラウドサービスです。
月額3,000円から利用でき、見積書や納品書、請求書など必要な書類の作成、取引の履歴検索などの機能を備えています。
また、2023年10月のインボイス制度開始にも対応しています。ログインが必要なのはWebブラウザのみで、アプリのインストールは不要。
初期費用はかからず、最大2ヶ月の試用期間があります。
データはクラウドに保存されるため、部署や拠点を超えたリアルタイム情報共有が可能です。
価格 | 月額3,000円/1ユーザー(1ユーザーごとに2,000円追加) オプション: 電話サポート 月額3,600円(9ユーザーごと) 拠点別在庫管理 月額5,000円 |
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基本機能 | 販売管理、仕入管理、在庫管理 |
サポート | メール、オプションの電話 |
フリーウェイ販売管理(月額2,980円/ID追加は別途費用アリ)
「フリーウェイ販売管理」は、販売管理業務の中でも売上伝票入力、請求書発行、入金伝票の入力機能に特化したクラウド型の販売管理ソフト。
1,000伝票の出力、3人でのデータ共有まで無料で利用可能です。
現在までに10,000ユーザー以上が利用しており、小規模ながら無料で始められる点が人気のシステムです。
クラウドデータは金融機関などでも使用されるAWSを採用し、セキュリティも確保。有料版は月額2,980円(税抜)で利用可能ですが、4ID以降は1IDにつき月額料金が別途かかります。
価格 | 無料版 無料 有料版 月額2,980円 |
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基本機能 | 売上伝票入力、請求書の発行、入金伝票の入力 |
サポート | メール |
【コスパ重視】オンプレミス・インストール型販売管理ソフトおすすめランキング|販売価格を比較
自社に販売管理ソフトを置いて使いたいという場合には、こちらのオンプレミス型がおすすめです。小規模事業者にも利用しやすく、安価で導入できるソフトを厳選してご紹介します。
なお、価格は記事作成時のものです。今後変更される場合がありますのでご注意ください。
わくわく販売管理6
株式会社コラボが提供する「わくわく販売管理6」は、Windows 11・10に対応の中小企業向けに最適化された販売管理ソフトです。
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しており、売上伝票の入力だけで請求書や納品書、入金管理などを行えます。
使いやすさを重視し、台帳は使いながらの整理(登録・更新)も可能で、未登録でも作業を開始できるなど、操作性に優れています。
無料体験版も提供されており、製品版を購入された場合はしっかりデータも引き継げます。
価格 | 希望小売価格 27,500円(税込) エコパッケージ 23,100円(税込) ダウンロード販売 17,600円 (税込) |
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基本機能 | 販売管理 |
サポート | メール、FAX |
弥生販売24スタンダード +クラウド
「弥生販売24スタンダード +クラウド」は、わかりやすい入力画面で見積書や受注伝票、売上伝票(納品書)の作成が簡単にできる販売管理ソフトです。
会計システムでもおなじみの弥生が手がける販売管理ソフトで、販売管理はもちろん、プロフェッショナル版では仕入・在庫管理までをトータルにカバーします。
導入・設定をサポートするスタートアップガイドや、あんしん保守サポートなども提供されています。
価格 | セルフプラン付き、ベーシックプラン付き 55,000円 トータルプラン付き 83,650円 |
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基本機能 | 販売管理(スタンダードは在庫管理含まず) |
サポート | メール、電話 |
販売らくだプロ24
BSLシステム研究所が提供する「販売らくだプロ24」は簡単、手軽に伝票を作成できる販売管理ソフトです。
予測候補リストや伝票転記機能など、作業効率をアップする機能も充実。
シンプルな操作画面で必要な機能を見やすく配置し、誰でも迷わず使いこなせる設計が特徴です。
CD-ROMでパソコンにインストールするタイプですが、CDドライブがない場合でもネット環境があればDLしインストールすることも可能です。
価格 | 19,800円 |
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基本機能 | 販売管理 |
サポート | 15か月間無料のメール、電話、FAXサポート (以降は有償の年間保守サービスで継続可能) |
販売王
ソリマチ株式会社が提供する販売管理ソフト「販売王」は、銀行明細を自動で取り込みそれをもとに自動で入金伝票を作成できるMoneyLink機能付販売管理ソフトです。
新消費税や軽減税率、新元号にも対応。本来は有料の年間保守契約「バリューサポート」を1年間無償で利用できます。
26年間のロングセラー製品であり、インボイス制度にも対応しているため、個人事業主から中小企業まで幅広く利用されています。
価格 | 40,000円 |
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基本機能 | 販売管理 |
サポート | 1年間無料のメール、電話、チャット、FAXサポート (以降は有償の年間保守契約で継続可能) |
販売管理ソフトは安いだけでなく、サポートもしっかり比較して安心!
業務に関するツールは何でも無料、できれば安い方が良い!という経営者も多いですが、安いものは安いなりに理由があります。
中でも販売管理ソフトで多いのは、サポートが別料金というものです。
また、オンプレミス型でアップデートが料金に含まれていないとなると、税率や税制度が変わった時に大変ですよね。
キャムマックスは、クラウド型でサポートも無料ですし、何より販売管理だけに限らず様々な管理がまとめてできるシステムです。
販売管理ソフト導入をお考えの方は、ぜひ一度キャムマックスまでご相談ください。
FAQ(よくある質問)
Q1. 販売管理ソフトにはどのような種類がありますか?
A:販売管理ソフトには主に3種類あります。1つ目はインストール型で、自社のPCにソフトをインストールして使用します。2つ目はオンプレミス型で、自社のサーバーにソフトを導入して使用します。3つ目はクラウド型で、インターネットを通じて提供されるサービスを使用するタイプであり、自社でサーバーを用意する必要がありません。
クラウド型はPCやタブレット、スマートフォンでも利用可能で初期費用が抑えられることが特徴です。
Q2. 販売管理ソフトを選ぶ際に重要なポイントは何ですか?
A:まず、企業の規模や業務内容に応じたソフトを選ぶことが重要です。小規模の企業であれば、安価なソフトでも業務効率化が図れます。
また費用対効果の観点から、機能面やサポート体制についても確認して検討する必要があります。
さらに、クラウド型やオンプレミス型の選択肢を比較し、導入コストと運用コストなども考慮しましょう。
Q3. クラウド型の販売管理ソフトのメリットは何ですか?
A:クラウド型販売管理ソフトの最大のメリットは、インターネット環境さえあればどこでも利用できることです。
また、初期費用が低く月額利用料を支払うのみで、自社でサーバーやハイスペックPCを用意する必要がありません。
さらに、クラウド上で常にアップデートが提供されるため、最新の機能やセキュリティ対策が自動的に反映されます。
Q4. 販売管理ソフトのコストはどれくらいですか?
A:費用はソフトの種類や機能により異なりますが、クラウド型のソフトでは月額利用料が数千円から数万円の範囲が一般的です。
「キャムマックス」の場合だと月額70,000円となっています。また、オンプレミス型やインストール型の場合は、初期費用や月額かかる保守費用が高くなる傾向があります。
Q5. 無料で使える販売管理ソフトはありますか?
A:一部の販売管理ソフトは無料プランを提供しています。例えば、「フリーウェイ販売管理」では、1,000件までの売上伝票の入力や請求書の発行が無料で利用可能です。小規模ビジネスにとっては、このような無料ソフトが役立つ場合もあります。
Q6. 販売管理ソフトを選ぶ際、サポート体制は重要ですか?
A:はい、サポート体制は非常に重要です。特にソフトやシステムを最初から使いこなすことが難しい場合もあり、トラブルが発生した際にサポートが必要な場合も多いです。多くの販売管理ソフトは電話やメールでのサポートを提供していますが、場合によってはサポートが別料金となることもあります。導入前にサポート内容や追加料金について確認しておきましょう。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10月より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。