Web-EDIとは?システム導入のメリットや費用・機能比較などご紹介
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Web-EDIとは?システム導入のメリットや費用・機能比較などご紹介

Web-EDIという言葉を聞いたことはありますか?聞いたことがあってもその意味を理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回は、Web-EDIの意味やどのような経緯で注目されているのかといったことに加え、システムを導入するメリットや費用、機能についてをまとめました。

Web-EDIとは




Web-EDI(Electronic Data Interchange)は、Web上で電子データを交換することです。

ビジネスの取引がある間柄では、通常多くの書類が必要となりますが、現代ではパソコンを使ってメールで送るといった電子的な方法がとられることが多くなりました。


この、コンピュータを使った電子的なデータ交換のことをEDIと呼びます。

ただし、EDI本来の意味は、データ交換に人の手を必要としないというものでしたが、現在は何らかの作業を人が行う場合も含んでいます。


このEDIの考えををさらに一歩進め、ネット上でリアルタイムにやりとりしてしまおうというのがWeb-EDIです。

Web-EDIは、クラウドシステムによって提供されることがほとんどで、インターネット環境が整っている場所で端末があれば可能となります。

Web-EDIシステムが注目されている理由




しかし、そもそもWeb-EDIシステムを導入する必要はあるのか?と思われる方もいるでしょう。

Web-EDIシステムが注目されている理由は、2022年1月に改正された電子帳簿保存法に関係があります。


電子帳簿保存法により、電子取引を行う企業は紙ベースでの書類保存は許可されず、データでの保存が義務化されました。

電子帳簿保存法に則した書類保存を考えた時、Web-EDIシステムはベストな選択と言えるでしょう。


ただし、Web-EDIシステムすべてがこの電子帳簿保存法に対応しているわけではないため、導入を考える場合には確認が必要です。

Web-EDIシステム導入のメリット




電子帳簿保存法の改正を機に注目度が一層高まっているWeb-EDIシステムですが、従来のEDIと比較した導入のメリットも多々あります。


時間短縮や人件費削減


Web-EDIシステム導入により、従来はマニュアルで行っていた作業の多くが自動化されるため、時間短縮、結果として人件費削減につながります。

また、人為的ミスが発生する機会も減るため、これまで確認作業や修正作業にとられていた時間も、他の作業にあてることができるようになります。


ペーパーレス化でコスト削減


先ほどもお伝えしたように、従来のEDIもWeb-EDIシステムも、元々書類をデータとして交換することを目的としていますし、電子帳簿保存法では印刷して紙で保存することが禁じられています。


法律で禁止されている以上、紙に印刷してファイリングするのはご法度と言えるでしょう。結果として、否が応でも紙やインクコストが削減されていきます。

Web-EDIシステム導入のデメリットや注意点


Web-EDIシステム導入のデメリットや注意点


これだけメリットの多いWeb-EDIシステムですが、やはりネックとなる問題もあります。


ある程度優れたネット環境が必要


Web-EDIシステム導入の基本中の基本は、インターネット環境があることですが、さらに言えば、ネットのスピードや使用範囲、セキュリティがしっかりしていなければ運用が難しくなります。

インターネットの接続が頻繁に途切れる、セキュリティが弱いとなると、システムとして使い物になりません。


自社で使用している他システムとの連携が不可欠


そもそもWeb-EDIシステムは「電子的なデータのやり取り」を行うものですから、日頃使用している業務管理ソフトやシステムとの連携が行われて初めて存在意義が生まれます。

Web-EDIシステムに帳票や書類の作成機能が付いている場合もありますが、導入の際はどこまでの範囲を担うのか、連携は可能なのかをチェックしてください。


取引先の同意が必要


自社の導入環境が整っていたとしても、「取引先で電子的なデータのやり取りを行いたくない」と言われれば、一方通行になってしまいます。

Web-EDIシステムはあくまでやり取りの手段ですから、相手が同じ方法を導入してくれなければ成立しません。


通信プロトコルの対応が必要


さらに、取引先の同意があったとして、問題になるのは通信プロトコルです。

今のところWeb-EDIシステムは標準化されておらず、それぞれが異なる通信プロトコルを使用しているのです。

取引先とお互いに、通信プロトコルを確認し合って導入する必要があります。

おすすめのWeb-EDI対応システム


Web-EDIシステムには、データとの連携もネット上で行われるクラウド型とファイル作成は自社で行い、サーバにアップするファイル転送型があります。ここでは、どちらもあわせてご紹介します。


キャムマックス

Web-EDI キャムマックス


キャムマックスは、Web-EDIとしてそのまま使用できる基幹業務システムです。Web-EDIシステム導入時は、元々使用している業務システムや会計システムと連携させることができるかどうかがポイントにもなるため、これらすべてをまとめてあるキャムマックスは連携の手間や心配もありません。



価格 初期費用 月額1か月利用料
月額利用料 基本料金5万円+ライセンス利用料2万円(1ライセンス)
※1ライセンスにつき5アカウント分のID発行
オプション利用の場合オプション費用
基本機能 販売管理購買管理在庫管理財務会計
ECカート・モール・WMS・POSなどとの連携



EdiGate/POST



EdiGate/POSTは、クラウド型の「WEBーEDI」サービスです。見積依頼書、注文書、納品書、検収一覧表などを電子化(PDF化など)してセキュリティ対策を施した上で自動配信が行えます。

価格 要問合せ
基本機能 帳票作成、配布状況確認
マスタ管理、お知らせ通知メール



らくうけーる



らくうけーるは、食にかかわる卸・小売業、飲食店の受発注にに特化したクラウド型のEDIシステムです。従来のFAXで使用するEDI機能もありますが、Web-EDIも可能です。月額費用は、担当者の数や取引先の数で異なります。

価格 基本料金 月額20,000円
FAX送信料金 @10円/枚
担当者ID料金 月額2,000円/ID
得意先・店舗ID料金 ID×99個までの場合 月額600円/ID
ID×100個以上の場合 月額100円/ID
基本機能 入荷案内作成・配信(FAX、Web)
受注入力・照会
注文書・ピッキングリスト印刷
データ連携(入荷案内、受注、マスタ)
マスタ管理



Biware EDI Station 2


Biware EDI Station 2は、Web-EDIから従来型EDIまで一元管理対応のB2B統合サーバーです。クラウド型ではないため、導入にあたってインストールが必要です。費用は対応する通信手段の種類によって異なります。

価格 Standard(全銀/JCA)632,500円 (JCA、全銀、全銀TCP/IP)
Standard(流通EDI)632,500円(EDIINT AS2、ebXML MS 2.0、JX)
Standard 920,000円(EDIINT AS2、ebXML MS 2.0、JX、JCA、全銀、全銀TCP/IP)
Professional 1,150,000円(通信手段ごとにオプション費用追加)
基本機能 FTP送受信(クライアント)、メッセージ変換、データソート
ワークフロー作成、リモートメンテナンス



Web-EDIはクラウド型基幹業務システムとの連携が重要


Web-EDIシステムは、まだまだ標準化がされておらず、自社だけの一存で導入を進めることが難しいケースも多いです。

クラウド型であれば、今後の様々な進化やアップデートにもシステム提供者側が対応してくれますし、自社でのセキュリティ対策も不要です。


さらには、基幹業務システムとWeb-EDIが一緒になったタイプのシステムなら、社内での連携もスムーズです。

興味を持たれた場合には、ぜひ一度キャムマックスまでご相談ください。

キャムマックスについて詳しく知りたいかたはこちら

この記事を書いた人

ライター
株式会社キャム 取締役COO

下川 貴一朗

証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10月より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。

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